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Tuesday 21 December 2010

Snowman




このところ、欧州は大寒波の影響でかなりの雪が降った。ロンドンも例外ではなく、昨日の朝起きてみるとあたり一面銀世界。朝からある資料を送りに郵便局に行き、その足でオフィスに向かう予定だった。家の近くの郵便局までは歩いて5分だが、雪と凍りついた歩道をそろりそろり歩く姿はハタから見てきっと滑稽なものなんだろうが、周りの人たちも皆同じことを考えているようで、同じような歩き方をしているのがおかしかった。そうやっているうちに郵便局へ着く。中はクリスマスプレゼントを家族に送ろうとする人たちでごった返している。。30分ほどで何とか書類を送り、その足でオフィスに行こうかと思ったのだが、せっかくの雪だし、子供も学校はもう冬休みに入っているし、’よーし今日は午前中は子供達と雪だるまを作って遊ぼう’とまた来た道をそろりそろりと引き返す。家の前にある、コミュニアルガーデンで娘2人と一緒に雪だるまをの製作に取り掛かる。大喜びの子供達。しかしどんな雪だるまが良いのか。。。3人で考えた結果子供達の大好きな'The Snowman'というRaymond Briggsという作家が描いた絵本の雪だるまに挑戦することにする。。。




この’TheSnowman’は70年代後半の絵本でイギリスでは今までずっと子供達の一番のお気に入りといわれたクリスマスの物語である。このストーリーの中で、ある少年が雪のある日、庭でSnowmanを作るのだが、少年のベッドタイムの時に庭のSnowmanが生を受け、家族を起こさないように少年と一緒に庭で遊んだり、しまいには少年を連れて空を飛び色々な景色を空から眺め、そしてSnowmanのパーティーに行き、サンタに会うのである。勿論最終的には家に戻ってくるのだが、帰宅後その少年は家の人に気付かれないように自分のベッドに戻るである。そして迎えた次の朝、さんさんと輝く朝日の中でそのSnowmanは溶けてなくなっているのである。ただ、これはこの少年の夢物語であったのか、、と思うだろうが、実は少年はサンタからもらったスカーフをまだ持っていることに気付くのである。




子供が持つクリスマスの夢を非常によく表現した絵本である。この30年の間、この絵本に感化された子供達は相当な数だろう。うちの子供も例外ではなく、その夢は脈脈を受け継がれているのである。。。




。。。そうこうしているうちに僕たち3人の作った等身大Snowmanも出来上がった。このSnowmanに子供達は夢を託すのだろう。




今日の朝庭を見てみたら、僕達の作ったSnowmanのいたところには、帽子にしていたバケツと鼻の代わりの人参が溶けた雪の中に残っていた。子供達も夢の中でSnowmanと一緒に空をとんだのかな。

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