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Friday, 29 November 2013

旅ーおもてなしー考える事。

’旅’という言葉を聞くと、いかにも優雅な時間を過ごす為の行為、と考えてしまうのが一般的である。しかし’旅’の形にも色々な種類があるのも事実であり、楽しい家族旅行から、単なる仕事での物理的な移動という物まで含まれるのである。

僕の場合、後者の方が圧倒的に多いのも事実で、その物理的な移動の中での出会いや時間というものを大切にしているといっても過言ではない。ただ異なった土地で、もてなしを受ける身としては、旅そのもののあり方をも色々と考えてしまう自分がいるのもこれまた事実なのである。

実はつい先日、10日間ほどのアジア出張を終えロンドンに戻ってきたばかりで、時差ぼけもそこそこに仕事に勤しんでいるのである。今回はロンドンからアムステルダム経由で福岡に行き、その足で香港に飛んだ。香港からは高速フェリーでマカオに移動し、2日間のマカオ滞在のあとにまた日本に移動するという、持ち時間の割には忙しい日程をこなしていたのである。

今回、始めてオランダ航空のアムステルダムー福岡便を利用したのだが、これがなかなか便利で、わずか9時間40分で、欧州から九州の福岡に行けるのである。九州出身の僕のような人間が、家族で帰省するというような状況の場合にはかなり利便性が高いといえる。今回のような出張の一フライトとしては利便性は高くないにしても九州の空気を少しでも吸えるという意味合いでは気分的にはいいのかもしれない。欧州の航空会社が九州に直行便を出す事自体が初めてであり、オランダ航空はさしずめ、そのパイオニアということになるのだろう。フライトのほうも新しい機体で乗客もそう多くはなく、いい感じのフライトではあった。ただ、福岡に到着して思ったのは、九州一の都市とはいえ、国際空港という名にはほど遠い、という事である。福岡ほどの人口と規模があれば、もっとましなインフラが出来ると思うのだが、そこはローカルオーソリティーが単に国際化していないのか、それとも何が国際空港の条件なのかを知らないのか、理解に苦しむところもあり、今後注目される大都市福岡の行政に注目したいところだ。到着後、昔ながらに機体からタラップを降りる。ここまではいい感じだ。しかし、そこにはバスが待っていてターミナルまで乗客を運んでくれるのはいいのだが、このバスがその辺を走っているバスそのもので、インテリアに関しても何もデザインされていないのである。要は荷物の置き場がないということもそうだが、中途半端にシートがあったりで大柄のオランダ人達はみな窮屈そうに乗っているのだ。何もヒースローやシカゴのオヘア空港のような巨大な低床バスでなくともシートは最低限でいいから気持ちよく乗れるような低床バスであってほしかった。特に欧州から始めての直行便を、九州の代表する都市として迎え入れるのであるから、やはりその辺を考慮しないといけないだろう。僕としては唖然とするばかりか恥ずかしさを通り越して残念だ、という気持ちのほうが強かったのである。福岡に限らず日本という国自体がまだその辺にコンシャスになっていないということもあるのだろうが、東京オリンピックまでにはなんとかその辺の意識改革も含め、行政や空港関係者がきっちり動いてほしいものである。

明日で11月も終わりだ。年末になると家族で日本に帰省する予定だが、前述の福岡便は利便性という点ではかなりの高得点をあげているので、利用出来れば使用したい物である。わずか1、2ヶ月でのインフラの改革は望めないにしても、久しぶりに日本に行く家族がいい想い出の1ページを作ってくれればそれでいいのかもしれない。それに次回は出張という物理的な移動ではない旅であるからリラックスも出来るだろうし、楽しみにしながら準備をしたいものである。

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