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Thursday 12 July 2012

先日英国でのカンファレンスに参加されていた茂木健一郎さんが日本に帰国された。1週間前にもお会いしているのだが、彼の帰国前夜に、先回お世話になった水野さんとともに食事をする機会があった。場所は水野さんにアレンジしていただいたベーカーストリート近くの中華料理である。レストランに待ち合わせの時間に行くとそこには見知らぬ面々が並んでいる。人間好きの僕の事、何も気にせず挨拶を簡単にかわしてまずはビールを注文。アルコールがはいったところで、会話が徐々に広がり始める。

この見知らぬ面々が、実は茂木さんがツイッターで知り合った方々で、いうなれば’オフ会’ならぬ、’オフ会い’と言った感じの食事会という事に気がつくまで、僕はビール2本飲んだ後の赤ワインが2杯目になっていた頃だった。彼の懐の広さと言うかオープンな心にはいつも刺激されるのは常だが、なかなか初めてあった面々にしては面白い食事会になったのはいうまでもない。中には茂木さんのツイッターで彼のカンファレンス会場にまで会いにきたファッションデザインを勉強している学生3人組もいて老若男女問わず、新鮮に感じたのは僕だけではなかろう。

イレギュラーが生み出す出会い、その中から生まれる会話、そして何よりも茂木さんや水野さんといった方々のざっくばらんで且つ繊細な対応、これがツイッターという媒体を通して出会った人々とのやり取りとは思えないような、彼らのやさしくも広い心を表しているかのようだった。

どの時代、どの社会や国でも建設的な人間関係ほど大切な物は無いと思う。心が通じ合う、という言葉があるが、それがどのような経路を通って繋がっても行くものは繋がるし、そうでないものは瞬時に無くなる。心と心のふれあい、それが今の社会には最も大切なものなのかもしれないと改めて思ったという事は言うまでもない。

もう今頃、茂木さんは日本に戻り仕事に走り回っている事だろうし、多忙な水野さんは出張等で世界を飛びまわっている事だろう。


(ロンドン最後、別れ際に酔っぱらいオヤジ2人)


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