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Sunday 7 November 2010

冬到来

冬時間が始まり、11月になり、2週目になろうとしている。


英国では5日にGUY FAWKES NIGHT ー(参照:http://en.wikipedia.org/wiki/Guy_Fawkes_Night)というイベントが各地で行なわれ、いたるところで、花火が打ち上げられ、大人から子供までもが盛り上がる。まあ要はお祭りと言うことだが、これはもともと実在したガイ フォークスという人物が謀反物として処刑されたことに由来するのであるが、これもその当時の法律や宗教観念の違いによる社会が下した判断で、善し悪しは不明だと僕は思っている。

ただ、現在に至ってはお祭りーイベントの一つとして認識されているようだ。

こういったお祭り騒ぎが終わると、冬が加速してやってくる。クリスマスに向けての飾りつけなどで通りも賑やかになってくるということもあり、殊に欧州ではいい雰囲気を感じることの出来る季節ではないだろうか。当然仕事も12月になると忙しくなるのではあるが、(師走といわれる日本と同じ)クリスマス前にはパーティーの参加の機会も多いために、仕事がどんなに忙しくても不思議と人々の顔は普通よりかはにこやかに思える。この時期は皆パーティーの準備をするために、12月頭までは街中のブティックには華麗なドレスが所狭し、とディスプレーされ、(特に女性は毎年ドレスを買い換えている人がほとんどのようで)お洒落に気を使う女性達の購買欲をそそるようだ。まあ、そういったお店も稼ぎ時の季節なのだろう。(ちなみに男性のディナージャケット(タキシード)はいつも変わらないので大助かりでもあるー勿論太らないことが条件だが。。。)そしてある程度アルコールで疲れた頃、丁度クリスマスの日になる、という按配だ。クリスマスそのものは家族のものであり、イブの日は教会のミサに夜中に出かけ、当日は家庭で各々過ごす。そのために街中も静かなものである。ちなみに当日は各家庭で七面鳥を丸ごと焼き、グレイビーと一緒に食べ、デザートにクリスマスプディング、というのがこちらの家庭でのクリスマスの過ごし方だ。そして、そうこうしているうちに新年を迎える、という流れになる。僕たちも12月にはいったら、七面鳥をオーダーするようにしているが、この料理も大変なだけにキッチンでのバトルもまた楽し、である。

そういえば、ちょうど2年前のクリスマスイブの日に仕事で東京にいたことがあり、新宿の駅で友人と待ち合わせをしていると、ちょっと一杯引っ掛けた感じのサラリーマンの方々がケーキを買って足早に家路につく姿が見受けられた。’クリスマス=ケーキ’という日本での単純な構図、つまり宗教上の意味がほとんどない日本らしい情景ではあったが、それはそれで、家で待っている子供や奥さん達のために、また彼らの喜ぶ顔を見たいという気持ちがあってこそのケーキなんだろうなあ、、と思った事がある。子供にもは夢を与えられるし、理由はどうあれ素晴らしいことだ。と思う。


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