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Friday 26 November 2010

France







久しぶりのブログ更新だ。つい先日フランスに仕事で行った。久しぶりのリヨンと、初めてのSt. Etienne〔サンティチエンヌ)である。リヨンは友人もいるし、昔よく行っていた街の一つで、ユネスコの世界文化遺産の街である。人も食事もパリともマルセイユとも違う雰囲気で僕はパリとは違った意味で結構気に入っている。

サンティチェンヌは炭鉱の町から発展した市であり、街も小ぶりでところどころに昔の工業都市的な面影が見受けられる。近年は、市をあげてデザインビエンナーレ〔2年おきの展覧会)を行い、年々出品者も増え、日本企業を含む海外の企業も出品したりしている。街をあげてのお祭り的な要素もあるだろうが、地元の関係者との話しなどでは真剣にデザインやアートなどの振興に力をいれている意気込みが感じられた。僕が滞在していたその週明けにはもう既に初雪が降ったとのことで結構な寒さだったが、街中のスクエアには簡易型の観覧車やメリーゴーラウンドが設置されていた。クリスマスに向けての準備なのだろう。ただ、いつも街中にいる時間は結構夜遅く、結局それらが動いているのを見ることはなかったけど。。ごった返すスクエアの中で観覧車やメリーゴーラウンドとかがきらびやかに動き、その周りのマーケットには人々が所狭しと買い物で歩き回る。。こんな雰囲気がフランスのクリスマス前の雰囲気だ。なんともいえない、冷たい空気の香りがまたいい。

クライアントと一緒にパーティーにも招待していただき、非常に楽しい思いをさせてもらった。パーティーのあと、ホテルに戻ってからまたバーで一杯、、と思いきやバーは元気な〔騒々しい〕若者であふれていた。何でも彼らはプロのフットボール〔サッカー)の選手で勝ち試合から帰ってきたばかりだという。体格も体力も半端ではない彼らも結構飲んでいたうえに、バー自体を占拠していたために、彼らの注がれるまま飲み物を奢ってもらった。別にたかりに来たわけではなく、バーで飲みたかっただけの僕にとっては思いがけない喜びでもあった。

サンティチエンヌのあとはリヨンに移動した。リヨンで友人で、ルノートラックのデザインのトップ、ハーべ ベルトンと一緒に食事をし、そのあとまたのみに出かけた。リヨンでは彼のお陰もあり、夜遅くまで非常に充実した時間が過ごせた。もう1,2泊出来たらなあ、と思ったがロンドンでもやること多く、彼とは 'See you in London!' といって分かれたのである。

今はただ、ルーティーンに戻ってやるべきことをこなしている状態だが、こういった文化のある街に行く事はデザインとしてだけではなく、人間としてもリラックスできていいものである。



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