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Monday 15 August 2011

ロンドンの夕暮れ





先週、友達2人が家族とともにロンドンに遊びに来てくれた。2家族とも別々のフライトで一日違いでの来英だ。この1週間、ロンドンでは暴動の報道のせいか、心なしか観光客が少ないように思えていたのだが、彼らの心情も例外ではなく、不安はあったようだが家族共々何も問題はなく5日間を過ごし今日無事に帰国の途についた。僕が住んでいるケンジントン地区では暴動とは無縁であったとはいえ、メディアなどの報道の仕方では行きたくない都市になってしまうのだろう。それが海外のメディアとなればなおさらだ。


それはそうと、彼らも滞在中には2つも3つもミュージカルを見に行ったり、美術館巡りをするなど文化的なアクティビティーをしていたようだ。子連れのそれも時差ぼけとの戦いの中、精力的に動いた後のビールは美味い!と力説していたのには思わず笑みが出てしまった。イギリスの夏は日本のそれとは違い、比較的に涼しく乾燥しているということもあり過ごしやすい。逆に日本から来ると帰って寒いと思うことも多かろう。ただ、一年で一番いい季節ということもあり、その上天気にも恵まれて2家族ともに充実した時間を過ごしてくれたようだ。帰国前日には皆でレストランの大きなテーブルを囲み、イタリア人のようなにぎやかな食事をすることが出来た。いい酒といい食事。僕もロンドンにいるとはいえ、楽しい時間を一緒に過ごさせてもらった。


先日、一家族目が一日先に帰国し、もう一家族は今日ロンドンを発った。彼らが帰った後には、心の中にぽっかりと穴が開いたような気持ちになったのは言うまでもない。この気持ちはいつになっても変わらないし、死ぬまで持つ感情の一つだと思う。最後の日、夕方から有名なタワーブリッジに行きぶらぶらと散策したのであるが、そのときにタワーブリッジから見た夕暮れはまるでターナーの絵の様にダイナミックであり、心なしか僕の心を少し表してくれているような気がした。


彼らもまた、同じ様な気持ちで他のかもしれないが、また来年も遊びに来てくれるだろう。



(写真はタワーブリッジ と 橋の袂から臨む夕日)

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