彼の名は、内匠慧くん。東京芸大の一年生でまだ18歳。ロンドンのロイヤルアカデミーに留学での来英である。日本でのピアノコンクールでのファイナルを追えて、その足でロンドンに駆けつけたという、なんだか昔の僕の出張でのスケジュールのようなハードな日程での行動に、おもわずなつかしい若さとバイタリティーを感じてしまった。そうそう彼の演奏をyoutubeでも聴いてみた。素晴らしいの一言である。持って生まれた才能もあるのだろうが、それ以上の努力もあるのだろう。熱心な御父上のもと頑張っているのがよくわかる。英国での生活を経て一皮も二皮もむけて立派なたくましいピアニストになってほしいものである。そして同じ日本人として、英国でそしてこれからの世界に羽ばたいってもらいたいものだ。
良い酒と良い食事、そして何より良い会話がそれを音楽のように包んでくれた。音楽という世界共通の言語と彼らの存在のせいもあると思うのだが、僕もデザインという世界共通の言語でまだまだ頑張らねば、と感じさせられた晩だったことを付け加えておく。がんばれ!慧くん!
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