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Friday 26 August 2011

ピアニストの青年

昨日、僕の友達から紹介された、日本から来た若く、そして今後が期待されるピアニストの青年とその御父上と夕食を共にする機会があった。夕方6時半にオフィス近くの駅で待ち合わせし、その足で僕の行きつけのパブへと直行。ゆっくりとした時間と空気のながれるそのパブで本当の意味でのロンドンらしさを感じてもらいそれから食事へと流れたのだが、時差ぼけで疲れていたこともあるだろうに、つい悪い癖で僕の方も遅くまでひきまわして申し訳なかった。時差ぼけもあっただろう、そのなか音楽の話になるとキラリとひかるその眼。

彼の名は、内匠慧くん。東京芸大の一年生でまだ18歳。ロンドンのロイヤルアカデミーに留学での来英である。日本でのピアノコンクールでのファイナルを追えて、その足でロンドンに駆けつけたという、なんだか昔の僕の出張でのスケジュールのようなハードな日程での行動に、おもわずなつかしい若さとバイタリティーを感じてしまった。そうそう彼の演奏をyoutubeでも聴いてみた。素晴らしいの一言である。持って生まれた才能もあるのだろうが、それ以上の努力もあるのだろう。熱心な御父上のもと頑張っているのがよくわかる。英国での生活を経て一皮も二皮もむけて立派なたくましいピアニストになってほしいものである。そして同じ日本人として、英国でそしてこれからの世界に羽ばたいってもらいたいものだ。

良い酒と良い食事、そして何より良い会話がそれを音楽のように包んでくれた。音楽という世界共通の言語と彼らの存在のせいもあると思うのだが、僕もデザインという世界共通の言語でまだまだ頑張らねば、と感じさせられた晩だったことを付け加えておく。がんばれ!慧くん!





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