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Thursday 26 April 2012

雨のち晴れ、時々曇り

ここ英国では'April shower brings May flower' といわれるように、通常4月は雨が多い月である。とはいえ、この1、2週間、ロンドンの天候がかなり変だ。抜けるような青空が広がるかと思いきや突然雹まじりの雨が降ったり、とまことにはっきりしない天候がずっと続いているのである。

英国の’雨’に対する考え方は、日本のそれとはかなり違っているように思える。これは雨の降り方そのものは勿論の事、それに対応する人々の雨に対する対応の仕方、というものが根本的に違うからである。

英国で降る雨の多くは日本でいう小雨をもっと霧状にしたような雨で、基本的に傘を必要としない、というのが英国人の考え方で、今までの僕の経験からいうと傘をさしているのはおおかた欧州人である。(ここでいう欧州人とは英国人以外の欧州から来た人たちの事であり、英国人は自らを欧州人ではなく、英国人である、と思う事の方が先のようだ。)当然の如く、僕も傘をさす。’水もしたたるいい男’ にはなれそうもないし、なんといっても気温の低い英国で濡れてしまう事はあまり気がすすまないのである。今東京に住んでいるうちのスタッフだった英国人も例外ではなく、彼と一度、雨の東京で会ったときにやはり雨の中、傘もささずにジャケットのポケットに手を入れて濡れながら歩いてきた。やはり英国人だな、とひとりごちたことも記憶に新しい。

オフィスの窓から見える空は青いけど、今日も雨模様だ。一日の仕事を終える頃には雨がやんでいてくれる事を祈ろう。雨が止んでくれたら、雨に敬意を表してビールくらいは呑んで差し上げますよ!

2 comments:

  1. 欧米人は概して雨など平気ですね。でも英国紳士は傘が必需品のようですが、雨の中傘をささずに持ち歩くのでしょうか?以前、フランス映画の中でかなりの降りの中で、平然と濡れながら立ち話していた男たちに首をひねったのですが、まあ、神経質に育てられた日本人に比べれば、彼らは雨くらいでは溶けそうもないですね。

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  2. そうですよね。日本人のようには神経質でないという事も理由の一つとして考えられるでしょうね。ただ、英国の雨は霧雨のような物も多く、雨の降り方次第では私も傘をささない事も多いですね。フランス人の友達は土砂降りの中、トレンチコートの襟をたてて、雨でずぶぬれになっていた事がありますが、ある意味、ジャンギャバんのような格好よさの演出もありかもしれませんね。

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