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Sunday 25 September 2011



日本から帰ってきて既に一週間が過ぎようとしている。今回ほど時差ぼけならぬ、気温ボケに悩まされたことはない。東京では連日30度を越える暑さに閉口していただけに、ロンドンに戻ってからの朝夕の冷え込みは尋常ではなかった。この一週間、日中の最高気温でも13度とかが続いていたために、どうも調子が狂ってしまう。。。。家の前のコミュニアルガーデンの木で、一本だけ木(気)が早いのがいる。こいつは8月の中には紅葉をはじめ、他の木や周りの景観を一切無視し、その上いつ葉っぱが落ちてしまうかと思いきや、なかなかしぶとくお化粧をしただけで一向に落葉にならないのである。僕が知っている限り、ロンドンの紅葉は、アメリカや日本のそれとは違い、静かに、そしていつのまにか色が変わり、落ちてしまっている、というパターンが多い。昔アメリカに住んでいた頃、秋口の紅葉には目を見張るものがあった。僕は日本を離れて随分になる。僕の心の中にある’思い出としての紅葉’という意味では、久しく日本のそれを見ていない。寂しげながらも、ロマンティックで恋人達が集うようなイメージのある紅葉の季節。少なくとも現実主義のロンドナーのあいだでは、そういったロマンティックな感情はないようだ。欧州の、それもフランスやドイツといった国のほうが、よっぽどロマンティックなのではなかろうか。とも思う。9月も来週を残すのみとなった。10月にはいれば、本格的な秋なのだろうが、月末には冬時間もやってくる。そして本格的な冬支度の始まりだ。


ロンドンの秋は長いようで短い。感傷的になる暇はないが、昔から僕が感じている独特な秋の雰囲気を少しでも感じられればと思う。。。まあ、まずはパブに行って酔っ払うしかないかな。。


(写真は木(気)のはやい木)




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