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Sunday 4 September 2011

僕のお気にいり、Arundel



先日West Sussex にある Arundel という町に休暇で行って来た。ロンドンから南西に車で1時間半~2時間くらいの距離だ。距離でいうと150マイルくらいか。夏休みも終わりに近ずくこの時期、M25環状線のモーターウェイは結構な車の数だ。週末が近いということもあるのだろうが、M25からA24の国道、つまりロンドン郊外に出ると車もまばらになってくる。Arundel にいくまでの道程は本当に美しい。田園風景のなかをひたすら走りぬけ、最後の丘を越えると大きく聳え立つ立派な城が見える。Arundel は城下町で城を中心に町が栄えている。昔風の町並みと人懐っこい住民がいるそこは、僕達にとっては非常に居心地のいいところである。


まずは久しぶりの真夏日を感じていた僕の喉を潤しにいかねば、と。中心地のパーキングエリアに車を停めて近場のビストロバーへ行く。そこで頭が割れるほどに冷たいビールをたのみ休憩。その後は僕達のお気に入りのArundel Avisford Hilton Hotel へと向う。広大な敷地の中にあるこのホテルは、昔プレップスクールだったらしく、改装後ホテルとして使用されるようになったそうだ。アメリカなどにはこの手のホテルが多いのだが、歴史の違いがなんともいえない品のよさを醸し出している上、人工的でない美しいゴルフコースから、インドア、アウトドアのプール、他に広大な庭で遊べる施設が品よく配置されている。この広々とした緑の中で過ごす贅沢な空気と時間は何ものにも代え難い。。。ゆっくりとプールに浮かび、夕暮れに染まり行く空を眺める。掛け値なしに美しい、の一言だ。プールサイドでは品のよい老夫婦や新婚カップルがデッキチェアで同じ空気を楽しんでいるのが分かる。鳥の囀りだけをBGMにして時間の過ぎるのを皆惜しんでいるかのようだ。。。日が西に沈みかける頃、ホテルの部屋へもどり、ひとっ風呂あびる。7時にはディナーを予約していたために、スマートカジュアルに着替えレストランへと向う。旨いワインと食事。時間を忘れさせてくれるウイットにとんだ会話、あっという間に一日が過ぎていった。


どうやら、僕の中ではここを常宿にしようという魂胆が家族にばればれのようだが、次にここに来るのは10月の子供の学校のミッドターム休みのときかな。そのときに僕の時間が取れることだけを祈るしかないな。。


(写真は夕日に映えるホテルの庭)

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